Life For The Better -ドイツ・平和村での生活- Nr. 2

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先日書いた平和村との出会いに続き、平和村での生活と仲間たちについて少し・・・。

 

2014年7月の頭から住み込みボランティア生活が始まりました。

就労時間は通常の従業員と同じ、大体週40時間。

シフト制で不定期に休みがあって、シフトの作り方はその時々によって異なります。

ボランティアですが正職員と同じように

Urlaub(ウアラウプ)と呼ばれる休暇を取ります。

日本と違ってドイツの有給休暇は年間平均30日!

これに慣れてしまった私は日本で生きていけるのか・・・。

 

私の最初のお仕事はHeimbereich(ハイム)と呼ばれる、子ども達の暮らす宿舎のある場所で子ども達の日々の生活のお世話をすること。

この施設へやって来る子どもの年齢は約1歳から11歳くらいで、治療状況によって例外はあるけれど、母乳を離れた子どもから子ども達のための特別滞在ビザが申請出来る年齢まで。

その中でも私はKleine Kinder(クライネ)と呼ばれる小さな子ども達の暮らす宿舎で働くことになりました。

クライネの子どもは約1歳半から7歳。

はっきりしないのは、子ども達ややってくる国では私達と同じ暦で生活している訳ではなかったり、誕生日を記録したり祝う習慣がないこともあるので、

国や家庭によってはそもそも親が子どもの誕生日を認識していないことも多いからです。

 

ここでは、正職員と共に私達のようなボランティアも同じように仕事を行います。

仕事内容は保育に近いけれど、プラスアルファが少し違っていて、

一番大切なお仕事は、一緒にたくさん遊んでたくさん笑うこと。

それから、おむつの取替えや着替え、シャワー、歯磨き、食事などの日常生活の補助に加え、

やけど痕へ特別なクリームを塗ったり、カテーテルから尿を排出させてあげるお手伝い、

ここでは通称Pipi Beutel, Kaka Beutelと呼ばれるストーマ

(消化管や尿路の疾患などにより、腹部に便又は尿を排泄するために増設された排泄口のこと。*Wiki参照)

に取り付ける装具を交換したり、包帯を巻き変えたり・・・。

少し医療に近い補助も行いました。

 

簡単にオムツ替えと一口に言っても、感染症を持つ子どもの場合は、個別にシートを取替え感染を予防するよう注意を払わなければいけないし、

骨を固定するための創外固定器を足に装着している子どものオムツ替えは固定器に手が当たると大変痛がるので慎重に、でも時間を掛けずに行わなければいけない。

そしてオムツをしているからと言って、そこに肛門があるとは限らない・・・!!

 

これらのショッキングとも言えるお仕事を、子どもとほぼ接したことがなかったり、現役大学生のボランティア達が行うのだから

その衝撃、苦労は本当に想像に難くない・・・・・。

 

私がいた頃は、平和村でボランティアを行っていたのは約4割が日本人、5割がドイツ人、1割がその他海外諸国から来た若者たち。

多くのドイツ人は高校を卒業し大学入学資格を取得して、

大学や専門学校や大学院に進学する前など、

進路をまだ決めかねていたり福祉に進もうと思っているけれどまだ悩んでいる・・・といった18歳から22歳前後の若者たち。

ドイツにはこの『悩める期間』があるのが本当に良い事だな、と思っていて

日本にもそのような猶予、というか、そういう選択肢を許す空気感?

がもっとあればきっと将来の夢を決める時間がもっと持てるのにな・・と思いました。

 

一方の日本人ボランティアはと言えばとてもバラエティ豊かで、大学在籍中の学生から、社会人まで。

年齢もばらばら。

私と同じようにテレビでその存在を知ったという人から、国際学部やドイツ語学部などの大学OBがここでボランティアをしていたところから大学で情報を得たという人もいて、

どうやら日本でもいくつかの大学で施設のことがよく知られておりOBがセミナーや講演をするなどして知名度が自然と維持されている様子。

私は若い頃は何も考えず遊びほうけていたので、

皆若いうちから意識が高いなあと感心するばかり。

私達の時はいなかったけれど、時には50代~60代の方もボランティアとしてやってくる事もあるそう。

 

そんな国籍も年齢もキャラクターも違う仲間達と寝食を共にする生活が30歳も越えてから始まるとは、

人生わからないものだなぁとどきどきはらはら。

 

今まで会社でも部下を持つことを避けてきていたし、

若い世代と関わったことのなかった私は

最初は本当に10歳も歳の離れた若い子達と何をしゃべればいいのか分からずにいて、すごく戸惑ったのだけれど

沢山話してくれて沢山聞いて、時には悪役だったし時にはお姉さんだったし、

そんな中で少しずつでもみんな違って、対話して歩み寄る大切さに気付けたのは

私にとって本当に 貴重で有難い経験だったんだと今になって思います。

 

リビングに集まって飲んだり、一緒に料理をしたり、パーティをしたり、ただ並んで読書をしたり、真っ暗な中に寝転んで星空を眺めたり、レクリエーションルームで音楽を奏でたり、ビリヤードをしたり、喧嘩したり、掃除しろって思ったり、片付けてくれて有難うと思ったり、人生のなかで一番濃い半年間だった気がしています。

 

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寄付金口座:
三菱東京UFJ銀行
本店 普通口座
口座番号:0152887
口座名:ドイツ平和村
またはAktion Friedensdorf e.V.

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