Life For The Better -平和村と子ども達- Nr. 3

Education, Germany, Things I like in Germany, Volunteer

 

私はもうドイツ国際平和村でのボランティアを終えて

日本に帰国している身ではあるのだけれど、

帰ってきてからも友人、知人に平和村について話す機会があります。

 

そこでこのNGO施設についてよく誤解があると感じること。

『子どもたちは難民、という扱いになるの??』

 

確かにアフリカやアジアの子ども達がドイツで治療を受けるということは

難民認定を受けるような印象があるけれど。

平和村の場合は、そうではないんです。

 

ドイツ国際平和村を通しドイツへやってきて治療を受ける子ども達を受け入れるためのルールはいくつかあって、

最も大切なのは親族等引き取り手が自国にいること。

子ども達はあくまでも怪我や病気の治療のために渡独し、特別ビザを与えられ、

治療が終われば退院し、みんなで帰るための飛行機をリハビリ生活を続けながら待ち、そしてふるさとへ帰っていきます。

このオーバーハウゼン市にある子ども達の収容施設、

大きいとは言え、どれだけがんばっても

300人の子どもを生活させるのはとても大変です。

子どもを帰国させずに新しい子どもを受け入れていたらあっという間にパンクしてしまう。

 

それから治療を受けるためやって来る子どもが毎回約50名だと仮定して、どのくらいの子どもが治療を望み

現地パートナー団体の門戸をたたいているかというと、

毎回数百名は下らず

つまり、治療を受けたいと望む子ども全員をドイツへ連れて来ることは出来なくて、

倍率が高い競争になってしまうのです。

自国では治療が難しいがドイツなら可能・・・

出来る限り貧困家庭の子どもを選ぶこと・・・。

自国からドイツまでの飛行に耐えうる体力があること・・・。

などといったルールが設けられていて、

そしてそれらは現地パートナーNGO団体の協力と平和村との信頼関係が実現を可能にしています。

 

高い高い競争率をくぐり抜けてやって来た子ども達は

どんなに陰鬱な面持ちで、静かで、暗い表情をしているんだろう・・・

と想像するかもしれないけれど

 

キッズ達、驚くほど元気なんです。

元気、という単語は適さないかもしれない、病気や怪我を抱えているのだから、だけど、とにかく明るくて、積極的。

 

もちろん、ドイツへ到着してすぐは、親から離れ、見知らぬ国へ連れてこられ、

辛くて悲しくて泣いてしまったり友達と関わる事が出来ないこともたくさんある。

だけど、時間をかけて徐々に環境に馴染んでくると、本来の明るさを取り戻していきます。

 

公用語のドイツ語も、2,3ヶ月もあれば大切な事は理解し話せるようになる。

 

わいわい笑ったり騒いだり、食べ物をぽろぽろこぼしたり、好き嫌いをしたり、うそをついたり、おもちゃの取り合いをしたり、

おやつの取り合いをしたり、友達にいじわるをしたり、叩いたり、蹴ったり、友達の車椅子を奪って遊んだり。

時には自分だって松葉杖をついているくせに友達のやけどをからかったりする。

健常な子どもと何ら変わりなくやんちゃな、わんぱくキッズ達。

 

だけど、愛情表現は皆、人一倍大きくて

私達を抱きしめてお休みのキス、明日は来るかと毎日のように聞いて、仕事場に顔を出した途端飛びついてきて。

腕が折れているはずなのにくっついたら離れない腕力はどこから湧いてくるのか、と苦笑い。

ベビーベッドに寝かせたはずなのに気がつけばまた上手くすり抜けて足元に座っているし。

大きな子ども達はブレスレットなどを作ってはプレゼントしてくれるし、

小さい子ども達も大きな子からもらったブレスレットを大切な人にあげてしまう。

私達の注意を引きたくて、小さな小さなかすり傷でも『痛い、痛い!』と大泣きしたりする姿。

その大きな火傷はものすごく痛くても我慢しているのに、と可愛くてつい微笑んでしまう。

 

とにかく、パワフルで

とにかく、感情表現が豊かで

そして、

とにかく、愛すべき可愛い可愛い子ども達。

 

私も、彼らにつられて6ヶ月過ごした時間のうちに

感情のままに人々と関わる癖が付いてしまったような気がします。

 

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寄付金口座:
三菱東京UFJ銀行
本店 普通口座
口座番号:0152887
口座名:ドイツ平和村
またはAktion Friedensdorf e.V.

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