ザ・ドイツの食事情!キュウリはいいけどイモを食え!!

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本日も、同僚とちょっとした口論を。

彼女は出身はイランなのですが、もう数十年もドイツに住んでいるので、

中身はほぼドイツ人と言ってしまって問題ないでしょう。

 

事の発端は、野菜嫌いな1歳後半のオトコノコ。

ママが日本人なのですが、先日ママから

『うちでもそうなんですけど、好き嫌いが多くって、気分で好き嫌いも激しく変わって。

幼稚園ではどうですか。どうしましょう。』

と、相談を受け。

『少しずつ、小さいかけらから始めたり、美味しいモノを後にしたり、していきましょうね。』

と、話したばかりだったのですが。

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今日の給食メニューは、子どもも大好き、ジャガイモとゆで卵のマスタードクリームソースがけ。

と、トマトときゅうり。

このオトコノコもおいも大好き、喜び勇んで食べ始めた。が!

『ストーップ。ではここで、トマトひとつかきゅうりひとかけ食べてからおいもだよー。』

と、私の邪魔が入る。

彼、首をふりふり、まずは拒否。

『ひとつでいいよ~ん。食べたらおいしいオイモだよ~ん。』

と、周りのキンダー達も

『そうだよー野菜も食べなきゃー!!』

と、援護射撃。

どうしても食べたくない彼は、なんと机につっぷして、寝る、という手法に出ようとした。

うむ、これは避けたい。

そこで、きゅうりの小さいかけらをこっそりスプーンに載せ、その上にオイモちゃんをかぶせ

『分かった分かった、じゃあオイモ食べていいから、寝ないで。』

すぐにむくっと起き上がった彼が、ぱくっと食べた・・・!!!きちんと、最後まで飲み込んで。

『えらかったね!実はね・・・』

と、褒めようとしたその時・・・!!

『ちょっと!何してるの!!○○も。眠いの??じゃベッド行きなさい!』

と、トドラークラスの担当のイラン人彼女の怒声が。

『いやいや、大丈夫、もう起きてますから。ちゃんときゅうりも食べましたし。』

『え!?そんなことしちゃだめよ!隠して食べさせてたりしたら駄目に決まってるでしょ!

彼は自分が何を食べているか、分かって食べなくちゃだめなのよ!理解してるんだから!』

『え?なぜ?食べられたら、食べられたねーって褒める事でまた食べられるようになったりしますよ?』

『無理強いをするのは絶対に駄目!理解していない子どもに食べろって強制してはいけない!』←なんだか矛盾してる。

『え・・・?強制はしてないですけど、例えばにんじん嫌いな子どもににんじんケーキ作って、後からにんじんだよーってやったりしません?』

『それとこれとは話が別!』

『え・・・と、じゃあ高いところから飛べない子どもに手を差し延べて飛べるように始めの一歩を手助けをして褒めたりするのと同じですよ・・・?』

『それは全然違う!!』

『むむ・・・。あ、でも親御さんとも話してるし、大丈夫ですよ。』

『じゃあ、あたしから親に話をつけるわ、そういうことはしません。って!

あたしだって、魚食べないんだけど、あなたにこっそり食べ物に魚入れられたら怒るわよ!』

『いや、あなたは大人だけど、子どもの好き嫌いはコロコロ変わりますから~!

ああああ~~わかんねえええええ。けどそれが幼稚園の方針だったら従いますけど、自分の子どもにはそうするかな。』

『方針とかじゃないけど、普通に駄目!ちょっとあなた、自分の子どもにもやっちゃだめよ!!とにかく!!!』

 

 

で、どうしても、悶々が止まらなかったので

私のドイツ語力の足りなさが問題かもと、英語が出来る園長に質問してみた。

『園長、今日、これこれこういう事があったんですけど、隠して食べさせちゃ駄目なんですか?』

『ふーむ。その子は、何が食べられないって?』

『今日は、きゅうりとトマトです。パプリカはちょっと食べますけど。パスタも好きだし、オイモもよく食べますよ。』

『なるほど。パスタはどうでもいいけど、オイモとパプリカは食べるのね?それならいいじゃない!栄養は取れているわ。

オイモは大事よ~!!

『・・・・・。さすがっす。納得っす。』

2013-08-04 18.25.24

後々ゆっくり考えてみましたが、

要するに、ちゃんと野菜も少し食べて、栄養がまあまあ取れていれば、オッケーという事なのですね。

好き嫌いを直すことより、強制しない事を優先するという。

日本では、基本的に極力子どもが好き嫌いをしないように色々な工夫や言葉掛けやなんやかんやしますよね。

大きくなってから苦労しないようにと。例えばお呼ばれしたときに好き嫌いばっかりじゃ失礼だとかね。

(うわ、好き嫌いしない事の理由すら気遣いって日本、スゴイ。笑)

それに料理のバリエーションも広くて、一品に使われる材料も多い。

そういう背景を色々思い浮かべてみました。

 

対して、ドイツ。

よくよく考えてみると、周りに好き嫌いの激しい人がとても多い。

先ほど登場した園長なんか、嫌いなものを言うより好きなモノを言う方が早いくらい。

魚、無理。食べるモノ、イモとチョコレートとワインとパン。笑

私の持参するお弁当にサーモンが入っているだけで、匂いに鼻をつまむくらい。

先ほど登場したイラン人同僚も魚は食べない。

そして、ドイツ人の食事のバリエーションは基本的に少なく、パン、チーズ、ハムがメイン。とてもシンプル。

子どもが持ってくる朝食に至っては、これしか食べないから、と

ヌッテラ(ナッツのチョコみたいな甘いペースト)やジャムを塗ったくったパンを持ってくる子のは至って普通。

あと、パーティとかお呼ばれしても、あ、僕これ食べないから、とか結構平気で言っちゃう人、多い。

 

うーん、なんだか、きゅうりとイモとトマトからはじまり壮大な文化の差を学ぶことが出来たような気がする。

 

 

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