ドイツ人の考え方。

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ドイツのインターナショナルキンダーガーテン。

 

時折子ども達が、

『○○ちゃんは肌の色が違うから隣に座りたくな~い。』

なんてことを言う事があります。

人間というのは自分と違うものに反応する生き物で、尚且つ子どもはすごく正直なので、そういった事は起きて当たり前だと思っています。

大切なのは、こういう気づきのきっかけが生まれた時、大人がどう対応していくか。

もちろんドイツでも、そんな事があれば先生は全員を前に

みんな肌の色は違うし、髪の色も違うし、言葉も違うし、目の色も違う、

太っている人もいれば、痩せている人もいる。それでいいんだよ。

と、しっかりとした説明をする。

みんな違っているけどみんないいところがある、と小さいうちから体感しておくことは素晴らしいですね。

これこそ、マルチナショナルな環境で培われる感覚だと実感します。

 

ところが、そんな感動もつかの間、ある日ムートンブーツを履いて歩いていたところ、

『まあ、なんて歩き方なの!足を引きずって、だらしない。日本人はいっつもそういう歩き方なのよね!!』

と大声で笑いながら指を指してきた先生たち。

『いや、みんながみんなじゃないでしょ・・・。』と反論したところ

『いーや、90%の日本人がそうね。歩いてたら分かるもの。』と。

『私、日本人の保護者が迎えに来たらすぐ分かるわよーーー。ハハハ』と。

 

私だけについて指摘するのなら何の問題も無いのだけれど、そこに日本人(ヤパーナー)と入れてくるのもおかしいし、

もし90%の日本人が本当に足を引きずるように歩くのであれば、それはもう立派な文化(お国柄)という事でしょう。

 

そして、子どもを教えている立場の人々が普段はそういった感覚で生活している事に、大変むなしさを感じました・・・。

 

うまく言えないけれど、ザッツ・ドイツの感覚。きっと悪気はないんですよね。

 

きれい事ばかりを言ってもいられないので、思った通り述べますが、

今までの歴史の流れや、現在EU内で経済大国として生き延びている事などもきっと関係しているのでしょう、

生活の中にRacism(差別意識)を感じる事が多々あります。

正直これは、多国籍国家のオーストラリアで生活していた時にはほぼ感じなかった感覚です。

どうやらみんな、頭では、人類平等、と理解しているようなのですが、ドイツや、ドイツ人として生まれた事に誇りを持っているからこそ、その想いがにじみ出てしまうんだと思います。

例えば言語に関しても、周辺欧米諸国も旅をして思いましたが

ドイツでは英語を話せるのに敢えて話さない人は本当に多い。(よくこういう話はフランスが例に上がりますが)

もちろん、全員に当てはまるわけではなく、優しい方や中立的な考えを持つ方々にも沢山お会いしたけれど。

 

また、ドイツだけを槍玉に挙げるのではなくて、反面教師として日本に対しても言える事だと思います。

まだまだ”外国人”への強い偏見、抵抗はありますもんね。

 

これから、若い世代がどんどん社会に出てくる事で、もっと柔らかくなるのかな。

そういう子ども達が巣立つ場所として、インターナショナルスクールこそ役立つべきだと思っているんですけどね・・・。

 

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