子どものドイツ語習得

Blog, Education, Germany

 

これから、お仕事などでお子さんを連れてドイツへ渡独される方もいると思います。

また、ご家族でのドイツ移住を考えていらっしゃる方もいるかもしれません。

もちろん、折角なのでお子さんにドイツ語を習得させたいと思われるかもしれません。

 

なので、日本人の子どもが幼児期にドイツ語をどのくらいで習得するのか、についてドイツの現地インターナショナルプリスクールで働いていた時に私が見たことや感じたことを少しお伝えできたらと思います。

Sponsored Link

まず初めにお伝えしたいのは、ドイツ語はとっても難しい、ということ。

ドイツ生まれでドイツ語をぺらぺらと話しているネイティブの子どもでさえ、間違いだらけです。

意味は分かるけれどちょっとした語順や格変化の間違いなどなど。

ドイツ人の大人でもよく文法を間違えているとも言います。

 

分かりやすい例えで言うと、

オーストラリアとドイツで幼稚園教諭をしてみて驚いた一番の違いは、

ドイツに住んでいる日本人の園児達が日本人同士で必ず日本語で話す事。

これ、当たり前だと思うかもしれませんが私はとても驚きました。

なぜかというと、オーストラリアでは日本人同士でも5歳を過ぎた頃になるとどうやら英語の方が話しやすくなるようで、

日本語補習校などでもつい、子ども達同士お互いに英語で会話をしてしまう姿が見られたんです。

 

ということは、日本語も割と簡単ではない言語だと言われていると思いますが、

子ども達の頭の中で無意識に、そして素直に

ドイツ語>日本語>英語

という難易度のランク付けがされているということなんだろうと思います。

 

面白いですよね、子どもの頭は本当に正直です。

 

そんな中でのドイツ語の習得ですが、やっぱり勿論子どもそれぞれによって全然違ってはきますが、

3歳、4歳頃からドイツ語の環境へ飛び込んだ場合、特に性格などによって非常に差が出やすいようです。

Sponsored Link

間違えても気にしない、分かっている単語からどんどん口に出していく社交的な性格であれば、

1年程で十分簡単な意思疎通や会話が出来るようになっていきます。

反対に、恥ずかしがりやや、完璧でないと嫌だと思っている子に関しては、1年経ってもなかなか簡単な文章でも口に出せない事もあります。
先生や大人の人から言われる文章も、大体の部分では分かっていても自信がなくて分からない顔をしてしまう事もあります。

特に、日本人の子どもは恥ずかしがりやさんが多いのでこのタイプが多いかも知れません。

あまりに疲れてしまうと、ドイツ語に対し拒否反応を示してしまう場合もあるようでした。

 

加えて、ドイツでは自己主張が非常に大切なので、控えめな子どもに対しあまり良いイメージを持たない傾向にあります。
そういった、子ども達がうまく対応出来なかった時の大人の表情や反応が、実は言語習得や人格形成に少なからず影響を及ぼしてしまうことも考えられます。

 

この点では、英語ではそこまで変化が多くないので、ミスを気にせず話せるというところがあるかもしれませんね。

本当に自然とドイツ語が口から出てきているのは2歳以下から環境に馴れ親しんでいる子ども達が多いように思います。
ひとり、本当にがんばったなぁ、と思ったのは3ヶ月で現地小学校へ行けるまでにドイツ語学力を伸ばした6歳の日本とウクライナのハーフの男の子。

この子は幼稚園が終わった後、放課後にほぼ毎日語学学校へ行って、本当によくがんばっていました。
ただ、この子の場合は元々既に母国語と英語が話せていたし、とても語学習得に長けている様子だったのですが、彼ですら理解していてもなかなか本人の口からドイツ語の文章を聞くことは難しかったです。

2013-07-08-12-26-43
子ども達って、本当に頭が柔らかくて、私と一緒に覚えた単語を子ども達だけ覚えていたり。(笑)
だけどそれでも、大人ほどではなくても新しい言語で言いたい事が言えなくてストレスが溜まったり
フラストレーションを抱えたり、色々と彼らも頑張っているんですね。

私が日本人教諭としてこのインターナショナルプリスクールにいるのは、そんな日本人の子ども達に少しでも安心感を与える為だと思っています。

 

よく、子ども達はすぐに新しい言語を覚えてバイリンガルになるとも言われますし、大人と比べ習得スピードももちろんとても早いのは間違いなく事実ですが、

ことドイツ語に関しては、英語と同じように考えるのではなく、滞在期間やお子さんの年齢なども考慮されては如何かな、というのが私の正直な思いです。

英語だと、5歳までに習得を始めると大体2~3年でほぼネイティブレベルに上達すると言われていますが、ドイツ語の場合は、3~5年、必要かもしれません。

だけど、インターナショナルな環境で過ごすというのは語学以上に色々な出会いや意見、価値観の違いに出逢うことであって、

それらを加味するとやっぱり語学はともかく一度は小さい頃からインターナショナルスクールを経験させてあげたいな、と私はきっと親になったら考えていると思います。

Sponsored Link

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA