Musik, music ドイツの幼児音楽指導

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ドイツ現地のKITAと呼ばれるインターナショナルスクールで縁あって、一年半ほど、先生をしていました。

ドイツは音楽家を多く生み出した国なので、幼児期からどんな音楽指導を行っているのかなと思って楽しみにしていたのですが

私の働く保育園では、音楽指導と言えば先生が唄うアカペラに子ども達が合わせて歌うだけ。

それからチェアサークルでの遊びの歌(日本で言うかごめかごめのような)くらいでしょうか。

初めてやってきた時はせっかく貰い物のエレクトーンとキーボードがあるのに、埃をかぶったまま倉庫に放置されていると言う状態でした。

 

また同じ歌でも先生によって微妙にリズムや音程が違うので、子ども達も戸惑い気味。

園歌ですら全然違うので、さすがに笑ってしまいました。しかも園名のところが、ぐちゃぐちゃて。

 

ドイツ語も話せないまま、ほんとに弾丸勤務を開始した私にとって最初の大仕事は週一回の特別授業での音楽指導。

『日本人の先生はみんなピアノが弾けるし助かるわぁー、じゃあよろしく!』

『え?いや、じゃあ誰かドイツ語を話せる先生をサポートにつけ・・・・・』

『音楽の指導なんだから大丈夫よ!なんなら日本語で指導してもいいから!』

『いや、そういう事ではなくて・・・あとカリキュラムとかドイツの童謡のリストとか・・・???』

『大丈夫大丈夫、子ども達はみんな日本の歌が大好きだから日本の歌でいいのよーー!!^^』

 

・・・・・いやいやいやいや。ちょっと待てちょっと待て。ゆるゆるすぎる。

私も正直、工作や表現指導などに比べて音楽指導はちょっとニガテなんだけど・・・なんて

口を挟む隙も与えられず・・・・・・・・・・・笑

 

とりあえず、カリキュラムも無いので、

“日本人の園児がもし日本に帰国したとしても対応出来る能力”を勝手にねらいとして定めることにして

日本の教育要領の目的に則って、

四分音符や休符のカードを製作し、鍵盤ハーモニカを数台購入してもらい、ぶっつけ指導を開始しました^^;

 

音符や休符のカードを使用した『タン、ウン』遊びは子ども達にとても好評で毎回5分間の固定遊びになりました。

それから歌唱指導、日本とドイツの曲を毎回4曲ほど。

そして年少児はそこからリトミックとタンバリンやカスタネットなどを使った楽器遊び

(一年間音楽を指導したのに、結局子ども達に楽器の名前をドイツ語で覚えさせてあげることができなかった・・・)

年長児は鍵盤ハーモニカを5台購入してもらい、交代でKlavier spielen(ピアノ演奏遊び)。

鍵盤に色シールを貼ってキーを識別できるようにし、楽譜も音符をカラーにした手作りのものを用意し、見ただけで演奏できるようにしました。

 

最初の頃は、案の定、というか、、年長クラスでは、言葉のわからない私のクラスをボイコットしたり、イスで大きな音を立てて妨害したりする子ども達が発生したり、毎回挑戦の連続でヘトヘトでしたが、

想いや熱意が届いたのかな、一年後には子ども達が口を揃えて

『Musikクラスまであと何日??』

と毎日聞いてくれるまでになり、とってもとっても嬉しかったです。

厳しいけれど、こちらが全力でぶつかったら全力で返してくれる子ども達が本当に大好き。

彼らのおかげでやってやれないことはない、という自信をちょっとはつけられたかなぁ。

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